白滝-上川
白滝駅を出発すると、少しばかり上り勾配がきつくなる。
上白滝駅までは3km少々なので前の列車を白滝駅で降車し、
上白滝駅まで歩いてこの列車に乗る人もいるという。
とにかく、上白滝駅は旭川方面がこの列車しか停車しないのである。
次の駅は上川駅であるが、かつては中間にいくつかあったが、次々と廃止となっていった。
駅名表示板には「かみかわ」と貼られているのが、むなしく感じられる(_ _)
列車はいよいよ峠越えのため、エンジン音をとどろかせてゆっくりと走行し、
夕日に照らされて長い影を作っている。
勾配が急になるにつれて、列車のスピードかなり遅くなる(´ー`)
その後しばらくして、かつて駅であった、奥白滝信号場にさしかかります。
その後列車は国道と別れて山奥深い所を走行する。
小さな峡谷を渡り、シェルターをくぐると間もなくトンネルに入る。
先ほどまで、眩しいくらいの夕日から真っ暗なトンネルに入ると、
車窓から冷気が流れ込んでくる。
とても涼しい、というか少し寒く、4,356mも続くので大変長く感じました。
トンネルを抜けるとさらにスピードを落として、しまいには停車しました。
実はこの場所は上越信号場で、特急オホーツクと交換のため十数分停車する。
交換を済ませ、発車すると今度は下り坂となり、走りも軽快となる。
自動車道の下をくぐり、国道の上を跨ぎながら延々と坂を下って行く。
だんだんと坂が緩やかになっていくと、中越信号場を通過いたします。
その後旧天幕駅も通過したが、全くわからず(-_-;)
そうこうするうちに、市街地へとさしかかり、列車は上川駅へと到着しました。