名寄-美深
名寄駅で列車は4分間停車いたします。
運行上の列車番号も変わり、行き先表示の看板も差し替えられます。
先ほど通った士別と同規模の都市の中心駅ではありますが、
かつては名寄本線・深名線が分岐していた事もあり、
宗谷本線で最も重要な駅であります。
普通列車のほとんどは長時間停車し、
特急列車においても2分近く停車いたします。
名寄駅を発車いたしますと、
すぐ左手にJR貨物のコンテナが多く積み上げられております。
ただ今現在、鉄道輸送は行っていないそうです。
しばらく左右の線路と並行しますが、ちょうど陸橋の手前で途切れてしまいます。
その後市街地が続きますが、
名寄川が近づいてきますと、民家も徐々に少なくなってきます。
名寄から先は路盤の関係で、直線部でも先ほどと比べると速度は落ちてきますが、
普通列車では意識しないと感じられないと思います。
集落らしきものが見え始めると、列車は日進駅に到着いたします。
日進駅発車の後、線路は山あいに入る形で若干の登り坂にカーブも多くなり、
左側に天塩川が並行してまいります。
途中にはかつての智東駅がございます。
この駅は平成18年で廃止となりましたが、以前から冬季は休止状態だったそうです。
この辺りから緩やかな下り坂になり、小さな峠を越えた感じとなる。
そして、森林が開けたところで、北星駅に到着となります。
ここを過ぎると左側は道路が並行しています。
すると間もなく列車は智恵文駅に到着いたします。
北星駅との間は2km弱ということもあり。
智恵文駅から歩いて北星駅に訪れる鉄道愛好家も少なくない。
智恵文駅発車後、列車は長い左カーブに差し掛かると道路と並行して、
智恵文沼が左の車窓から眺望できる。
沼を通り過ぎ、右カーブに入ってすぐの踏み切りで智北駅に到着する。
ここからは緩やかに蛇行しながら走行する。
カーブが終わり、川を渡り畑が開けてくると、間もなく、南美深駅に到着いたします。
直線主体の線路を走行して行き、市街地が見えてくると、美深駅に到着となる。