留辺蘂-遠軽
ここでは7分の停車なので、改札を出て駅周辺をカメラに収めた。
なかなかの好天で、撮影には最適であります。
留辺蘂駅を出発すると、市街地を走って行くうちに、
西留辺蘂駅に着発し、いよいよ山間に入って行きます。
国道39号線とはお別れをし、今度は国道242号線に沿って走る形となります。
列車は坂をカーブしながら登って行き、左にカーブすると、金華駅が見えてきます。
金華駅では下り普通列車との交換のため、8分停車いたします。
もちろん列車から降りて、写真撮影をいたしました。
金華駅を出発すると、いよいよ常紋峠越えとなります。
峠のトンネルの手前には常紋信号場があり、さらに不定期にSLも運行されるので、
ここを見下ろす撮影スポットは全国的に有名であります。
列車はエンジンを高回転させながら、ゆっくりと急勾配を登ってまいります。
左右にカーブしながら、やがて左側にシェルターが見えますと、常紋信号場となります。
現在は無人の信号場で、2000年に使用しなくなったので、事実上廃止となっている。
立派なシェルターがもったいない気がするのであるが…
有人の時代には信号場の職員・家族に病人が多く出たらしく、
この先のトンネルでの殉死者の怨念のためではないかと言われていた。
いずれにしても、主要道から離れているので、
保線作業の効率を考えると、やむを得ないのかも知れません。
15年前にこの場所を通った時は、確かここに停車して、
交換を行ったようであるが、記憶がはっきりしていない。
シェルター内はポイントがあり、右側に分岐していくのがわかります。
例のトンネルを通るとレンガの壁がその古さを物語っている。
建設にあたっては、タコ部屋労働者が重労働の末に亡くなったあと
きちんと埋葬されずに、トンネルの壁に埋められたとの事。
トンネルはおよそ500mと思ったより短い。
トンネルを抜けると、下りに入り鉄道林の間を走る形となる。
勾配が緩やかになった辺りから、広大な畑が見え始め、市街地へと向かっていく。
やがて左側から国道と合流すると、生田原駅に到着いたします。
生田原駅を出発し、しばらくすると国道に沿って谷間を行く形となります。
畑には牧草、デントコーンのほか、ソバや小麦も見える。
畑の中からホームらしきものが見えてくると、生野駅であるが、この列車は停車しない。
その後も、相変わらず畑の中を走行いたします。
国道242号線が国道333号線と合流するあたりで、安国駅に到着です。
ちょうど良いタイミングで、貨物列車が交換のため停車していました。
このローカル線で貨物列車を見かけるのも、珍しいので思わず写真を.....
安国駅を出発して、牧草地帯をしばらくすると、街らしい風景が目に飛び込んできます。
右側を国道242号線に沿って走ること2・3分、14:53遠軽駅に到着いたしました。