稚内駅
大正12年に稚内港駅として開業の日本最北鉄道駅。
当時日本の統治下にあった南樺太の大泊町に連絡する
鉄道連絡船「稚泊航路」への接続のため駅のみが開業したもので
稚内港駅まで実際に鉄道の線路が伸びるのは、昭和3年であります。
昭和14年に(旧)稚内駅を南稚内駅に改称し、
稚内港駅が稚内駅となりました。
昭和15年には渡航客の便を図るため、
構内の仮乗降場扱いで稚内桟橋駅を開設しました。
しかし、太平洋戦争敗戦とソ連軍の南樺太侵攻によって
稚泊航路は運航休止となり、「桟橋駅」は自然消滅しました。
平成22年以前は島式ホーム1面2線だったが、
線路やポイント、信号機はすべて撤去され、棒線化された。
新駅舎完成に伴い、かつては外から手軽に見ることができた
最北端終点の看板は駅舎に入らないと見られなくなった。
ちなみに、そこから先は床板にアレンジを加えて、
駅舎を越えて、北防波堤方向に線路があった事
がわかるようになっており、
途中に2mほど線路と車止めが設置されている。
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南稚内駅
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南稚内駅を発車すると、右手に稚内運転所があり、今は使われていない転車台を見る事ができました。続きを見る |
駅周辺地図